何に対しても無関心で、何が起きても知らない/聞いてないで通す【無責任上司】がいます。クソ上司シリーズでもクソ度はかなり高めです。
こんな上司の部下になってしまうと、情報は降りてこない・仕事は丸投げされる・自分の成果が正しく会社に伝わらないなど良いことは全くありません。すぐ上司から離れる方法を考えたほうが良いです。
目次
【無責任上司】の特徴:知らない態度を堂々と出す
特徴を理解するために、例として以下のやりとりをご覧ください。業務の目標を振り返る個人面談をしています。
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どうですか?今までよりも評価上がりますか?
(絶句&あきれ果てて何も言えず)
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いやー、すばらしいクソっぷりです。ほんとすぐいなくなってしまえばいいレベルです。
【無責任上司】の特徴として、状況や部下を理解しようとせず、平気で「わからない」と部下に言い出します。わからないと言われた部下はどうしようもありません。
また、それでも突っ込んで聞くとヘラヘラとごまかしたりする傾向にあります。なぜこんな人が上司になれたのかわかりませんが、残念ながら世の中には少なからずこんな上司が存在します。40代後半以降の年功序列時代を生きてきた人に多い傾向があります。
【無責任上司】の特徴を以下にまとめます。
- 報告や質問をしても関係ないことや関心のない返事を平気でする
- 全く悪びれた感じもなく「わからない」みたいな態度を部下にとる
- ヘラヘラと返事したり、ときどき部下をなめたような態度をとる
【無責任上司】により発生する組織や部下への弊害は以下の通りです。
- 正当に評価してもらえないことにより、部下のモチベーションが下がり離職につながる
- 部下や各業務の良いことも悪いことも組織内外に展開されず、気付いたらトラブル多発/大量離職につながる
【無責任上司】への対応方法:あえて上司の仕事をやってあげる
あなたが【無責任上司】の部下である場合、難しいですが個人としてできる対応方法を解説します。
上司の仕事を代わりにやってあげる
【無責任上司】の性格として、非常にめんどうくさがりという傾向が見受けられます。このような上司の場合、本来上司がやる仕事をそれとなくやってあげると想定上に感謝され評価につながります。
課長や部長クラスは結構めんどくさい仕事もしているので、「上への報告資料をまとめてあげる」「収支の傾向分析をして伝えてあげる」「棚卸系の調査を手伝ってあげる」などすると非常に喜びます。
ただし、あなたがやりたくないことや雑用レベルのことを率先してもあなたの利益には何もなりませんので、あなたの新たな発見や成長につながるような仕事があれば率先してやってあげましょう。
具体的な成果を文書で伝える
無責任上司は無関心上司でもあります。普通に説明だけでは「ふーん」で終わってしまいます。これを何とかするには、より具体的に説明するようにします。
例えば前述した評価の話であれば、「自分がどれだけ会社の方針や評価規定に沿って成果を出したか」というのを文書・資料で上司に提示します。すると、上司にとって何が良いかというとその文書の内容はそのまま周りや上に報告できる資料となるんですね。
こうなると無関心でめんどくさがりな上司でも喜んでくれたり動いてくれる可能性があります。逆にここまでして何もしてくれないようであれば、ほんとクソ上司ですのでその上司から離れることを真剣に考えましょう。
【無責任上司】にならないために:部下をきちんと評価することが楽ちんになる最短の近道と知る
次に、あなたに現在部下や後輩がいれば、あるいは今後上司になったときに、【無責任上司】にならないための心構えをお伝えします。
「わからない/知らない」で済まさず次のアクションを考えて実行する
部下は上司から「わからない/知らない」とだけ言われるとそこで行動が停止してしまいます。上司は会社で一番頼ることができる人ですからね。と言っても、上司だってスーパーマンではありません。わからないことや知らないことは当然あります。そこでどうするかです。
わからないことは「わからない」と伝えることは悪いことではありませんが、「では次どうするか」ということを部下に伝えつつでも考えて行動します。前述の例で『部下の仕事を直接見てないから成果がわらかない』ということが本当だとしたら、それを把握すれば良いのです。方法は幾つかあり、部下当人から直接聞くことはもちろんのこと、一緒に働いている部下の先輩・同僚からも話を聞きます。
その上で、部下には「じゃぁ、ここをもう少し詳しく説明してくれる?」とか、部下当人に伝えなくても(部下が何をしているかxxに聞いとくか)みたいにより把握し判断できる情報を日々入手することを心がけましょう。
部下のことを知り・真摯に話し合い・きちんと評価することが、上司が一番楽になれる最短の近道であることを知る
部下を正当に評価し「成長」や「やりがい」を感じてもらうことが会社や組織で一番必要であることを知りましょう。これからの人材難の時代、会社は人材確保が非常に難しくなります。そんな中、部下に無関心・無責任を示すと部下は確実にやりがいを求めて他の会社へ転職していきます。
そうして一番困るのは、上司であるあなたです。めんどうくさがりで楽ちんなことが大好きなのに、【無責任上司】となり部下がいなくなることで、少ない人数で仕事を回すという忙しい状況を自ら作り上げてしまう結果になります。【無責任上司】がやってることは自分自身が目指している状況と真逆のことなのです。
そうならないために、【無責任上司】が一番注力しなければいけない相手は部下なのです。部下の進むべき道を自分で考え・作り出すことが、あなたが楽になる一番の近道なんです。
【無責任上司】の部下になってしまったら:きちんと評価されなければ転職も考えよう
【無責任上司】の一番キツイところは、部下であるあなたのことに無関心できちんと他人と比較して評価してくれないことです。どうすれば今の問題を解決できるかというところも大きな問題になるととたんに放置しだします。
そんな上司の下で長期間を過ごすことはあなたにとって非常に無駄です。きちんとあなたを正当に評価して成長に導いてくれる環境が必要です。転職も考えて【無責任上司】から離れることを考えましょう。
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