転職先の選択

転職先として外資系企業が向いてる人 〜自由&責任を謳歌し英語で活躍だ!〜

転職先として「外資系企業」に憧れる人は多いと思います。自由で風通しの良い社風、成果を出せば給与に反映されやすい、英語を使ってグローバルに大活躍… など、日本国内企業より魅力的な点が多く映ります。

実際にそういう点はありますが、日本企業で活躍しているから外資系企業でも活躍できる、あるいは自分はモノゴトをドライに考えているから向いている、などそれほど簡単なことでもありません。外資系企業に約10年間勤め多くの外資系企業と取引した、わたし自身の体験ももとに、外資系企業の特徴を紹介しながら向いている人の解説をします。

「行動の自由≒結果主義」である

外資系企業のほうが勤務時間や勤務場所に寛大なところがあるのは確かです。もちろん仕事内容にもよりますが、始業時間に絶対出社しろとかスーツを毎日ビシッと着てこいとかうるさいことはそれほど言われません。

「行動が自由にできる」ということは「行動を細かく管理されない」ということで素晴らしく感じますが、これは会社側から見るとプロセスを管理しない/できないということであり、結果でしか評価できないことにつながります。結果偏重主義です。

これまでの自分の仕事に対する評価を思い返してみてください。「なんでこんなに頑張ってるのに評価されないんだよ!!」と感じたことがありますか? そういう人は向いていません。成果主義とは頑張った/頑張ってないということ自体は関係ないんです。結果が全てです。結果が全てなんて当たり前じゃん」ぐらいに感じることができる人は向いています。

また、「自由に行動する」ということは「ビジネスを自分で考え進める」ということです。「オレの役割/やるべきことって何なんですか? 教えてくださいよ!」と上司や先輩に対して思ったり言い放ったことありませんか? そんな人は向いていません。役割・ポジション・ミッションは自分で考えて作り出し進め、結果を出し続けることができる人が向いています。

外資系企業が向いてる人 ①

  • 結果が全てであることを受け入れることができる
  • 自分の仕事は何かを自分で考え進めることができる

上司にアピールして気に入られたもん勝ち

ときどき勘違いしている方として、「外資系って結果主義/成果主義だから、良い結果出してればそれでどんどん評価されて給料もあがってくんだよね」と思っている人がいます。そんなことはありません。結果をどんな形で、どのように上司にアピールできるかが非常に重要です。

さらにいうと、上司から「あいつは仕事もできるし気も利くしかわいいやつだ」のように気に入られないと良い評価をもらえませんそこには事前ネゴのような準備も必要だし上司を持ち上げるようなゴマスリも時には必要です。ここらへんは日本企業と同じですし、会社や上司によっては日本企業よりあからさまで偏った見方がヒドイ上司のケースもあります。

こればっかりは多少運もあります。性格的に上司と人として合わないケースもありますしね。上司のタイプに合わせて柔軟に対応できる人は強みになります。運が悪く性格が合わない上司に当たってしまった場合、外資系は日本企業よりも異動希望が通りやすいケースもりますので、部署異動を申請するのもオススメです。

外資系企業が向いてる人 ②

  • 上司にきちんと成果を上手くアピールできる
  • 上司のタイプに合わせて事前のネゴやコミュニケーションができる

英語が得意で他国の文化に抵抗がない

外資系企業の本国(本社)が英語圏とは限りませんが、多くの国に展開している多国籍企業であれば会社の公用語は英語のはずです。英語のコミュニケーションの良し悪しは大きく成果に影響します。

ドキュメントがほぼほぼ英語なのはもちろんのこと、上司が外国人であれば会話ももちろん英語です。また、多部署や他国との連携で電話会議やテレビ会議も頻繁に行われますが、そこでのコミュニケーションもすべて英語です。英語で意思疎通できなければ仕事ができない」と言って過言ではありません。英語のコミュニケーションを苦とせず円滑に読み書き・会話ができる人は大きなアドバンテージです。

また、文化や習慣の違いも受け入れることが必要です。日本だと「休日・祝日でもトラブルがあれば対応して当たり前」のような感覚がありますが、外国だと担当者がバカンスやクリスマス期間になると数週間連絡が取れず引き継ぎもされていないということが当たり前だったりします。

さらに、日本企業だと契約締結までの過程で細かい情報を要求されたり、「金額の明細をきちんと出してほしい」みたいなことを言われますが、外国では「そんな情報が何になる! もっとサービスの価値を伝えて Yes か No か返事もらってこい!!」みたいな感じです。その隔たり・スキマは自分で埋める必要があったりします。

「日本の顧客はこういうことを要求してるんだぞ!」とこちらの主張を伝えても全然理解されてもらえないなど結構やっかいなところもあるので、相手のやり方やスタイルを受け入れつつ、それを考慮して日本の顧客へ提案・交渉を進める必要があります。

外資系企業が向いてる人 ③

  • 英語で読み書き・会話のコミュニケーションが円滑にできる
  • 相手の文化を受け入れてコミュニケーションを進めることができる

番外編:予算(経費)の使い勝手は日本企業のほうが良いかも

これまでの特徴と比較すると番外編みたいな感じですが、「外資系だからお金(経費)の使い方も太っ腹だろう」と思ったら大間違いです。経費は外資系のほうがかなりシビアと言えます。

日本の大企業だと「まぁ、付き合いも大切だよね」みたいな見方があるので、対顧客や社内で使う経費も必要以上に引き締めるということはそれほどありません。「使うときは使っちゃおうよ」みたいな風潮があります。

しかし、外資系はコストカットについてやるときは徹底的にやってきます。普段の業務で使う経費はほとんど許されていないところもあります。一度所属会社で経験したのですが、ヨーロッパで活躍したコストカッターと呼ばれていた人がアジア管轄のトップになったときは、社内経費から外注からあらゆることがカットされ、「これでほんとに会社やっていけるのか?!」と思ったぐらいでした。それほど業績回復とまでには至りませんでしたが…

ただし、会社全体で大きく業績を残したり成果を出したときは、ホテルの会場を貸し切って全社員参加の派手なパーティーを開催したりします。このあたりは外資系のほうがメリハリをつけて実施している印象があります。

<まとめ>自由&責任を謳歌し英語を駆使してコミュニケーションが取れるか

以上が外資系企業に向いてる人の特徴でした。 まとめると、「受け身ではなく、行動の自由を武器に自分のやるべきビジネスを考え行動し結果を出し続けることができるか」「英語を駆使して上司・関係者と円滑に意思疎通ができるコミュニケーションができるか」というところです。

人間関係はそれほどドライではなく、アピールやネゴなど日本と同様に必要です。そこは勘違いせず、ひとつひとつ進めていきましょう。

さぁ、いかがでしたでしょうか? 自分も向いている、あるいはチャレンジしてみたいという方はぜひ外資系企業に転職してみてください。新しいスキルや文化を学び自分自身を成長させるチャンスですよ!