転職先の選択

「失敗」が許されない社会になってきている 〜失敗が成長へつながる環境へ飛び込もう!〜

最近は、ますます失敗が許されない/許容されない社会になってきています。

  • きちんと詳しい手順書を作成して業務を実施しなければならない
  • 業務の詳しい報告書を作成し、何をしたのか証跡を残さなければならない
  • もし業務を停止させてしまったものなら、損害賠償モノである

などなど、「失敗をしないための仕組み作りや啓蒙活動」が日々行われています。人間は過去の重大な失敗をなるべく繰り返さないようにしようとする賢い生物ですから、この流れは当然と言えば当然です。

しかし、人間は失敗から多くのことを学び・気付くこともできます。この過程が加速度的な個人の成長につながります。そのため、失敗を全く許容できない会社や業界で仕事を始めてしまうことはあなたの成長を阻害する要因<になりえます。

あなたの会社が失敗や赤字に敏感で新たな挑戦ができない状況に不満がある場合は転職を考えましょう。あなた自身が成長できる環境へ早急に移るべきです。

失敗が許されない社会になってきている理由

不祥事撲滅のための監査やコンプライアンスの強化

過去には、世界や日本の経済に大きな打撃を与えた不正事件というのが存在します。2001年に発生したアメリカ大企業エンロン社による巨額粉飾決済のエンロンショック、日本でも2006年にライフドアの不正会計発覚によるライブドア事件があります。

これらの事件が世界レベルの株暴落や経済停滞につながったこともあり、「経済に影響を与える不正経理や不正会計は絶対に発生させてはいけない」ということから、企業の会計・監査・情報公開の制度が見直され続けています。特に、上場企業へは「コーポレートガバナンス・コード」が徹底されるなど、年々新たな対応を迫られ、企業の現場でも「監査やガバナンスを徹底する」ことが広がり、新たなチャレンジをする時間がなくなってきています。

失敗による批判や損害賠償への恐怖

インターネットの普及などもあり、企業活動の失敗やミスは瞬く間に世の中に広まり、信頼の失墜やビジネス停滞につながります。場合によっては法的責任や損害賠償を求められることもあり、企業にとって情報漏洩や内部告発による損失は計り知れないマイナス影響を受けることになります。

これらの損失を避けるために、企業は情報漏洩などのセキュリティ事故に非常に敏感になっており、失敗や事故を極力避ける対応や活動が多くなっています。

失敗ができないことによる弊害がある

企業が監査やガバナンスに取り組む理由は、上述のような背景を考えれば当たり前です。ただし、これが行き過ぎて「何でもかんでも規制や監査を効かせて行く」という状況になってしまうと、色々と弊害がでてきます。

新しい事業が生まれない

「失敗をしない」「赤字事業を出さない」と企業が強く考えると、投資や新たなビジネスへの取り組みが非常に消極的になりますこれにより、新しい事業が生まれにくい環境になります。

新しいビジネスが生まれず、過去の成功体験からのビジネスに頼っていると、そのうち今のビジネスが通用しなくなったときにその会社は業績を伸ばすことができず、衰退していくでしょう。

若手が成長できない

若手がのびのびと仕事をし、成長できる会社の未来は明るいです。しかし、失敗やミスを恐れる企業では「そんなことするな」「この手順どおり仕事をしろ」という業務命令が多くなります

こんな仕事、ちっとも面白くありません。人間は過去の歴史からも、「成功より失敗から多くを学ぶ」生き物です。自分で考え、試行錯誤を重ね失敗する。失敗なんて、先輩や上司がフォローすればいいんです。そんな失敗をして成長できる環境がない会社では若手が成長せず、会社は衰退していきます。

特に失敗することが許されない業界

この記事は「失敗が許される環境へ身を置こう!」ということがメッセージなのですが、そもそも失敗ができない仕事が多い会社・業界が存在します。そのような会社への就職は自分自身に適するかどうかを考えて進めましょう。。

金融業界

金融業界、特に銀行などは失敗が許されない典型的な企業です。理由は、業務停止やミスが経済活動へ大きな影響を与えるためです。例えば、銀行のATMシステムが停止してお金を引き出すことができなくなったとなれば、企業や人々の生活に支障をきたしてしまいますからね。

そのこともあり、金融業界は金融庁からの指導が厳しく、その監視や対応に日々追われています。トラブルがあったときの報告も非常に事細かく要求されるので、トラブルやミスには非常に敏感な業界です。

電気・水道・ガス・鉄道などの生活インフラを支える企業

電気や鉄道など、生活をする上で必要なインフラも止まってしまうと非常に大きな影響があります。そのような意味で、「いかにトラブルを発生させないか」という考えから、失敗には敏感な企業です。

完璧主義なタイプの人は向いているケースあり

人によっては、「できるだけ何でも完璧にこなしたい」というタイプの方がいます。このような人には上記の企業は向いているケースがあります。

これは嫌味で言っているわけではありません。金融業界や生活インフラ企業は生活をする上で必要な企業であり、我々の生活はこのような企業で支えられています。そのため、「失敗をできるだけせず人々に貢献する正義感」がある人は、このような企業に向いています。ぜひその適性を活かして活躍してください!

 比較的失敗に寛容でチャレンジングな会社

「失敗に寛容である」風土の業界・会社を見ていきます。会社ごとの特色もありますので、必ずしもこれらの会社が失敗に寛容であるということはありませんが、そのような社風の会社が多いです。

非上場企業

企業が証券取引所に上場する際は、厳密な上場審査があります。また、上場後も先に記載したような「コーポレートガバナンス・コード」を守るなど対応すべきガバナンスやコンプライアンスが多くなってきます。一方、非上場企業がそのような対応が必要ありません。

このような状況から、会社の中にはあえて上場せず様々な事業に挑戦している企業が存在します。有名どころではDMM.comもその一つであり、通販・FX・英会話など多くの事業に挑戦していますが上場していません。

ベンチャー/スタートアップ

会社が起業してから日が経っておらず、これから世にでる商品やサービスを開発してる企業がベンチャー/スタートアップです。会社自体が新しく、新サービスを提供していますから、活動全てがチャレンジングであるところが多いです。

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外資系

外資系企業も比較的監査やガバナンスはゆるめのところが多いです。それは、海外文化特有のプロセスより成果を重視する点が影響していたり、日本の拠点はまだ法人化や上場されていないケースが多いためです。

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成長を加速したければ失敗が許容される業界・会社に飛び込め!

「色んなことに挑戦して経験したい」「世の中の新しい事業やサービスに携わっていきたい」と考えるならば、保守的な企業や環境ではなく、チャレンジできる環境に選び飛び込みましょう! あなたのチャレンジを応援しています!