志望動機

志望動機がどうしても書けない/そんなときは「過去→現在→未来」のストーリーで考えよう

転職の際、履歴書の記入や面接の説明で一番重要なのは「志望動機です。志望動機には押さえるべきポイントがあります。それは「過去→現在→未来」と一貫したストーリーで説明することです。これで説得力が格段に向上します。

「御社ではxxをしたいです。」と未来だけを重点に置いた話だけでは、会社側は「入ったらどれぐらい戦力となるのか」「すぐ辞めず働いてくれるのか」ということがわかりません。それを説得力を持った内容にする一番の方法は、過去からの流れで話すことです。その理由とポイントを説明します。

志望動機は過去からの流れで話す

面接官からの立場からすると、応募してきた時点で「あなたが会社に入りたい」ということはわかっています。さらに知りたいことは、「入ったらどれぐらいの戦力となるのか」「能力を発揮してずっと働いてくれるのか」ということです。

良くあるケースとして、志望動機が「入社後にこれをしたい」に重点を置いた説明になっていることがあります。これだけでは、「本当にそれができるのか」「今すぐできない部分があるとしても、どれぐらいでできるようになるのか」ということがわからないのです。

面接官に納得してもらうのは、過去:これまでしてきたこと』を語り、『現在:だから今は xx をしている』と語り、それを『未来:御社では xx ができます/できるようになります』とストーリーをもって伝える必要があります。そうすれば、「なるほど、単にやりたいだけじゃなくて、それに伴う考えや行動をしてきて応募してきているんだな」ということを理解してもらえます。過去と現在を語ることで、未来への説得力が増すのです。

志望動機は以下のように「過去→現在→未来」を流れるように語る

  • 過去:これまで xx をしてきました。
  • 現在:今は △△ をしています。
  • 将来:ですので、御社では □□ をしていきたいんです。

志望動機として「過去→現在→未来」を語る例

例えば、あなたはこれまで経理の仕事をしてきて、新しい会社ではマーケティング中心の仕事をしていきたいと考えているとします。

志望動機の説明で、「マーケティングに非常に魅力を感じているんです!」「マーケティングで御社の xx というサービスを広めたいんです!」とだけをいくら熱く語っても、本当にマーケティングとして戦力になるのか、単に思いつきの好奇心だけで言っていて継続して成果を出していけるのかという疑問を面接官は抱きます。その場の熱意だけではその疑問を拭いとることは難しいですし、採用されることも難しいです。

ここで、「過去→現在→未来」の流れで語るようにします。例えば以下のようにです。

【過去】
経理では、財務会計・管理会計に携わってきた。社内外の財務諸表を読むことで「どのような財務計画からこのような結果に至ったのか」という点に興味を持ち、財務計画と密接に関わっているのはマーケティングであると気付き、マーケティング自体を勉強するようになった。

【現在】
現在の会社で営業部と連携して新規顧客獲得に向けたマーケティング活動チームを会社非公式ながら発足。SNSを利用したマーケティングに1年間取り組み、前年比80%増の顧客を獲得した。

【未来】
現在の会社ではマーケティングに重点を置いておらず、これまで以上の活動は難しい。御社のサービスはプライベートでも良く利用しており、マーケティングに力を入れている御社で経験を活かし貢献していきたい。

わたしは経理もマーケティングも専門ではないので的外れな箇所があるかもしれませんが、未来だけを語るのではなく、上記のように過去と現在を語ることで、「そのために何をしてきたか」のストーリーが伝わり、あなたの経験・熱意をより理解してもらえるようになります

過去に何もしてこなかったときはどうするか

ここまでの説明を聞いて、「わかるけど、そんな説明できるぐらいに過去してきたことなんて何もないわ」みたいに思う方もいるでしょう。そういう方も実際多いです。その場合は、以下を実施してみてください。

過去のことをよーーく振り返る(思い出す)

まずは、自分の経歴やスキルの棚卸しにもつながりますので、過去を振り返り何をしてきたか箇条書きで良いので書き出してみましょう

他人を巻き込むところまでいかなくても、興味を持って少しずつ積み重ねてきたことはありませんか? 他人から良く褒められたり「スゴイ!」とか言われたようなことはありませんか? ちょっとしたことでも視点を変えると今の自分の志望動機につながっていることがあります。

自分で思いつかない場合は、家族や友人に聞いてみるのも良いでしょう。自分は全くスゴイと思っていなくても、他人から見ると「スゴイ!」ことがあったりします。それを見つけましょう。

いまから行動して過去を作る

「やっぱ過去に何もしてないわ…」となれば、一つ方法があります。今からその過去を作ればいいんです

少し無理矢理に感じてプレッシャーだと感じるかもしれませんが、あなたのやりたいこと・目指したいことにつながるのであれば、無駄になることは一切ありません。少しずつでもやれることからやりましょう。

行動内容によっては、その「過去を作る」ために数ヶ月〜1年ぐらいかかってしまうかもしれません。でも、それであなたが前に進むことができればそれでもイイんです。急がば回れということもあります。もう少し経験を蓄えてから堂々と志望動機を書いて応募しましょう