退職理由・説明

体調不良を退職理由にするときの注意点 〜準備をして確固たる意思を持って説明しよう〜

昨今、「体調不良を理由に退職する人」が増えています。ランキングには直接載ってきませんが、大手転職サイト「doda」の転職理由ランクング調査2018年版 を見ると体調不良につながる就業時間への不満「残業が多い/休日が少ない」「土日祝日に休みたい」を合わせると 11.5% になります。わたし自身がここ数年関わった退職者・転職者経験の中でも、1割は体調不良を理由にしています。

体調不良と言っても症状や程度の違いがあり一概に言えませんが、一般的に以下のような症状が数ヶ月〜半年ぐらい続けば、それは過度なストレスから来ていると判断できます。そのときは、体調不良を理由に退職できます。

  • 不眠症(眠れない、寝てもすぐ目が覚めてしまう)
  • 食欲がない
  • 嘔吐・吐き気がある
  • 頭痛や腹痛が続き、薬を飲んでもあまり良くならない

しかし、「体調不良」を退職理由にすると上手く会社に留意される展開になってしまう場合もあります。これまでの経験や事例をもとに、体調不良を退職理由にする際の注意点をご紹介します。

会社は何とか残ってもらおうと説得してくる

会社にとっては昨今人材不足の状況がありますから、退職者をできるだけ出したくないと考えています。そのような状況で安易に「体調悪いんで」と伝えても、「なぜ体調が悪いのか」「どんな症状なのか」「では改善するために何をすれば良いのか」みたいなことを根掘り葉掘り聞いてきて、なんとか残ってもらおうとします。

そこで「頭痛が長引いていて…」とか「毎日眠れないんです…」というようなことだけ伝えても、「じゃぁしばらく休んでいいからまた復帰しようよ」とか「会社として実績のある良い病院あるから紹介するよ。まずそこに行こう。」みたいな話になりがちです。そうなると、会社側の説得ロジックもおかしくないので反論できず、残留要求を受けざるを得ない状況になってしまいます。これでは、「退職したい」というあなたの想いは達成できません。

体調不良を退職理由にする際は、ある程度準備が必要です。その必要な準備を以降で説明します。

  • 会社は何とか残ってもらおうと説得してくる
  • 単純な理由では会社の説得ロジックに反論できないこともある
  • ある程度準備をして退職理由の説明に臨もう

通院履歴と具体的な診断結果をまとめておく

体調不良において、「医者からこう言われている」というような具体的な診断結果は説得力が増すので有効です。

しかし、通院当初から辞めようと思っていなかったり、体調不良のときは記録を取っていなかったり、通院が長引くと最初の頃の記憶が低下しているケースもあります。必要であれば病院に問い合わせるなどして通院記録や診断結果をまとめましょう。

通院したこともなく自分の判断だけで「体調不良」を退職理由にするには説得力が薄く無理があります。その場合、具体的な症状が出ているのであればその症状に適した病院の診療科で受診を、ストレスなど精神的な苦痛を感じているのであれば心療内科で受診して診断を受けましょう。

  • 自分自身の判断だけで体調不良を退職理由とするのは説得力がない
  • 症状に適した病院の診療科で受診をしよう
  • 通院履歴と診断結果はきちんと記録しておく

診断書を入手しておく

具体的な診断結果がでているときは、病院から「診断書」を入手するようにします。入手方法は先生や病院の窓口に確認しましょう。発行に別料金がかかる場合もあります。

診断書はあなたにとって体調が良くない状況の証明書になります。また、診断書に「現行環境での就業継続は望ましくない」というような記載をしてもらえれば、退職や休職できる有効な文書となります。退職までいかなくとも、休職となると会社の就業規定で診断書が必要な記載があるケースがあります。診断書は入手しておきましょう。

  • 診断書はあなたの体調不良の証明書になる
  • 診断書は自分自身だけではなく客観的に判断された説得力のある文書となる
  • 病院で申し出て診断書をもらっておく

一旦休職するというのもあり

本当に心と体を一番に考えたいときは、退職ではなく休職も一つの選択肢として考えましょう。

休職は、会社に所属しながら休むことができます。その会社の所属期間などによって給与を満額もらえることは難しい場合もありますが、「傷病手当金」や入っている保険によっては保険金がもらえます。単純に退職して無職になると、健康保険の支払負担が増えたり、失業保険もすぐもらえないなど経済面で苦慮することも多いです。

同じ会社に復帰するかどうかはあとで考えるとして、経済面のことを考慮しながらあなたのカラダを守ることを一番に考えて、休職という選択も考えておきましょう。

  • 退職で無職になると経済面で苦慮する可能性がある
  • 休職でますは心と体を休めることを最優先し休職を選択することも考える

何が何でも退職したい場合は強い意志を示す

何とか退職したいと説明しても、「退職ではなく、一旦休職にしようよ」とか「もっと良い病院あるからそっちに行ってみようよ」みたいな色々な理由をつけて会社はあなたを引き留めようとする場合もあります。こうなった場合、最後はあなたの固い退職の意思を示すことが重要です。

「会社を辞めてしばらく療養すると決めた」「この会社ではなく別環境で働くと決めた」「自分自身に適する別業界で働くことに決めた」など、もうすでに辞める意思が固いことを伝えます。そして、同時に会社の規定に沿った退職願・退職届を診断書と合わせて提出し退職日も伝えましょう。

あなたがまず「現行環境で働く」のではなく「環境を変えて療養する」ことを最優先する点を、同じことでも良いので繰り返し伝え、そこは断固として譲らない決意で説明しましょう。最後は会社と悪い雰囲気になろうが、多少嫌味を言われようが、自分の体が最優先であることを考え固い意思で伝えきります。

  • 会社はそれでも色々な理由をつけて説得してくる
  • 最後は何が何でも辞めるという確固たる意思を示す
  • 診断書・退職願・退職届を提出する

転職先を決めておくとスムーズに進む

会社は色んな理屈で残留の説得をしてきます。体調不良が理由で退職したいときは転職できるケースではないときもありますが、次の会社が決まってるわけではないんでしょ?それまでウチの会社にいなよ。」というのもお決まりの文句です。

それのような文句に反論するには、転職先を決めてしまっていることを伝えることが非常に有効です。転職活動が可能であれば、大手無料転職サービスのリクナビNEXTに登録してみるのも良いでしょう。

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ただし無理は禁物です。体調を最優先に考えて、カラダや精神に負担をかける活動は無理に実施しないようにしましょう。

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