退職理由・説明

「ほかにやりたい仕事がある」ことを理由に退職するときの事前準備 と説明の仕方

転職理由はさまざまありますが、大手転職サイトdodaの転職理由ランクング調査2018年版 では、「ほかにやりたい仕事がある」ことが 2017年に続いて転職理由第1位となっています。

それほど、「今の会社でやりたいことができない ⇨ だから転職したい」と考えている人が多いということですね。ですので、退職説明を会社や上司に実施するときもこの理由を伝えることになりますが、昨今は人材不足から、社員が退職することはビジネスの停滞に直結しますので会社は色んな説得で慰留をしてきます。

「ほかにやりたい仕事がある」ことを退職理由として説明する際の注意点を解説します。退職説明の事前準備をし、少しでも迅速にかつ円滑に退職できるよう進めていきましょう。

数年後を見据えて「やりたいこと/取り組みたい職種・ビジネス」を具体的に伝える

具体的に「やりたいこと/なりたいこと」を伝えましょう。極端な例ですが、「偉くなりたい」とか「今と別のスキルを身に付けたい」のように曖昧だと、「そんなことだと転職先でもやりたいことやれないよ」とか「もう少しこの会社で続けてやりたいこと見つけていこうよ」みたいに、『会社に残ったほうがあなたのため』という理由で説得されます。

どれだけ詳しく説明しても説得されるときはされるのですが、「将来自分はこうなりたいんです!!」と押し切れるぐらいに説明できる具体性を準備していきます。例を以下に示します。

  • 多くの会社を自分の支援で成功に導くコンサルティング職を目指したい
  • 顧客要件のシステムを提供する仕事だけではなく、サービスを自ら作り出していきたい

上記は簡略化していますが、自分の数年後を見据えたときに取り組みたい「職種」「ビジネス形態」の具体性を意識した説明にします。直近でも習得可能な身に付けたいスキルだけにこだわると、「じゃぁ、ウチの会社でもすぐ取り組むからやっていこうよ」みたいな説得が飛んでくるので要注意です。

今の会社では「やりたいことを実現できない」ことを伝える

「今の会社ではダメなんです」ということを伝えます。ここでは、以下の2点に注意します。

  • 環境やビジネス形態の違いからできない事実を述べる
  • 会社をディスるような言い方はしない

ここでの会社からの説得内容として、「ウチでもやってるよ」「じゃぁ、すぐ取り組むよ」みたいな流れにならないようにします。具体的には、「会社は2次請けが多いので、そうではなく…」「企業主体ではなくユーザー主体の取引で経験を積んで…」という会社のビジネス形態から難しいという説明です。ビジネス形態の変更というのは会社にとって大きな方針変換となりますから、早々「じゃぁ、やろうよ」みたいに会社側は言えなくなります。

もう一つ、円満退社を目指しているのであれば、「だからこの会社はダメなんだよ」みたいに会社をディスるような言い方にならないよう気をつけましょう。「会社と自分の目指す方向が違うんです」という雰囲気で説明すれば、相手の気持ちを逆なでることなく、かつ「そこまで違っていればしょうがないか」と思わせるような説得力をだすことにもつながります。

「実行できるポジション/役職を与えるから」と言われたときどうするか

ここからは、想定される会社からの残留説得内容を2つご紹介します。説得に応じ対応法を考えておきましょう。1つ目は、ある程度自由に取り組める権限を与えるために「ポジション/役職を与えるから残ってほしい」という慰留リクエストです。

これは率直に考えて、「それなら給料も上がるしやってみてもいいか」と思うなら残るのもアリです。しかし、退職を決めた時点で会社と自分の方向性が異なるケースが多いと思いますので、「それでもやりたいことを実現できるとは思えない」ということをキッパリと伝えて押し切りましょう。

「それ実現難しいだろうからウチでもう少し一緒にやろうよ」と言われたらどうするか

これも慰留の常套手段ですが、やりたいことの実現が難しいことを説明しながら不安を煽り、「今すぐ転職しなくてもいいじゃん」と説得してきます。これは不安を煽ってくる分、こちらも「無謀なことしようとしてるのかな…」という気持ちになってきます。

会社側が本気であなたのキャリアを考えてくれていて、かつ自分自身の転職プランが曖昧すぎると感じれば、一度考え直すということもアリです。しかし、ある程度きちんと説明しているのにこのような説得を続けてくるようであれば、こちらもあまり理屈を考えず「やっていくと決めたんです!!!」と確固たる意志を持って押し切るようにします。

不安になった場合には、「何のために自分自身は転職しようとしているのか」を見つめ直し、直近だけではなく数年後をイメージしてそこに一歩でも近づくためにどうすれば良いかを考えて選択します。

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転職先を決めておく

退職説明は必ず説得しなければ退職できないということはありません。社内の退職手順をあなた主導で進めれば良いのですが、会社側は少しでも社員を引き止めようと説得してきます。

そのようなときに、説得力を増したり退職を進めるために「転職先を決めておく」ということは非常に有効です。転職先の詳細を会社に伝える必要は一切ありませんが、「やりたいことを実現できる会社への転職を既に決めました」という説明は「そこまで決意しているのか」「引き止めることは難しいな」という印象を与えます。

具体的にやりたいことが決まっているのであれば、一人一人の要望を聞いて転職先を探してくれる転職エージェントサービスを利用した転職活動がオススメです。あなたのキャリアアップを応援しています!