
「なんであいつはあんなモチベーション低いんだろ」みたいな会話を聞くときがあります。これってモチベーションが低い本人が悪いんですかね?
自分の意志だけでモチベーションをあげることができれば苦労しないですよね。毎日バイタリティもってなんでもガンガンできればイイよなと、わたしも思います。でも、ひとはそんなカンタンにはできていません。
モチベーションて職場環境や他人からの影響も非常に大きいと思うんですよね。今回はモチベーションがあがる/さがる要因や環境について考えてみます。
モチベーションは環境や他人に左右される
ひとは誰でも気分をあげて、やる気をもって過ごしたいです。その要因のひとつに、周囲に存在を肯定されること・やっていること/やろうしていることを受け入れられることが必要だと思います。
ひとから存在を否定されるとモチベーションはさがる
これを、何かをやろうとしたとき頭ごなしに、あるいはちょっとした失敗をしただけで「なんでそんなことやるんだよ!」みたいなことを言われ続ければ、そりゃ気持ちは後ろ向きになりますよね。そんなことを言ってくるひとは自身の保身なのか何なのかわかりませんが、自分が周りのモチベーションを下げているということがわかっていないことが多いです。
それなのに、「アイツはなんでモチベーション低いんだ?」なんて、何言ってんですかね。ほんといなくなれば良いのに。
疲労や心労が蓄積してもモチベーションはさがる
あと、周囲のフォローが受けられない状況が続くとモチベーションが下がります。これは周囲が気付けよということもあるんですが、そのひとが色々と周りに相談できず抱え込んでしまう性格だと同じような状況になってしまいます。
わたしも数年前、非常に忙しく8つくらいのプロジェクトを管理していて、そのうち3つのプロジェクトが上手く行かずで3ヶ月経過したときは、心底疲れ果ててしまいました。ダメだと思ったときに上司に相談し、色々と配慮してもらって状況は改善しましたが、モチベーションが完全回復するのに1年ぐらいかかった記憶があります。それぐらい、心労は回復が必要でその間モチベーションはあがらないんですよね。
この出来事があってから、わたしは抱え込んでしまうタイプのひとには積極的に声をかけてヘルプするようにしています。
どのようなことがモチベーションアップにつながるか
まず、「自分がやっていることの目的や意味を感じられる」ということはモチベーションアップ/維持に大事です。「何のためにやってるかわからない」という状況が続くと、そのやってること自体もそうですが、自分の気持も迷走します。
また上と同じような点はありますが、「やっていることが自分の成長につながっているか/他人の役に立っているか」と感じることも大事です。将来につながっているという感覚がないと、やっぱり何のためにやっているのかを見失いモチベーションがさがります。
モチベーションがあがらない環境はあなたの成長を鈍化させる
まず、自分自身で目的や目標をもってモチベーションを高くしよう/維持しようと考えて動き出すことは必要です。ただ、そのプラン・行動に対して否定をしてくるひとや組織は最低です。組織やひとをダメにする典型的環境です。
やることの目的が明確かどうかはある程度その組織や会社の戦略や計画が明確かどうかとリンクしています。組織が迷走している状況で、個人はしっかりモチベーション持ってやれなんてほぼほぼ無理な話です。
戦略や計画がない/作ろうとしない環境に長くいて慣れてしまい、あなた自身も目標を見失う時間が長くなると成長が鈍化します。「自分でいくら頑張っても周りが迷走している/会話が否定から入るひとが多い」と感じたら、早くその環境を抜け出しましょう。あなたのためです。